星座を見つけてみませんか

2022/12/08

きものコラム

 星にまつわるイベントといえば「七夕」
彦星に織姫、天の川と、夜空の星が主役です。
星に物語があるなんて、ロマンチックですね。
でも、七夕の頃は梅雨時期、なかなか本物の星を見た事がないまま七夕が終わってしまう、という方が多いのではないでしょうか。












私が初めてしっかりと天の川を見たのは、冬でした。
季節外れなんですが、七夕の星を探すのは冬がおすすめなんですよ。
なぜなら、晴れが続いていて雲が少ないから空が見やすいし、一年で最も空気が澄んでいるので遠くのものが見やすい季節だから。

彦星と織姫はともに光の強くてよく見える1等星です。
ふたつとも光が強く、夜空でとても目立ちます。
彦星と織姫、そしてもうひとつの1等星を繋げると「夏の大三角形」になります。
夏の夜に空を見上げるとほぼ見る事のできるこれらの星は星座を探す時の手掛かりにもなる有名な星です。








「夏の」という冠のついた名前ですが、冬でも見えます。
なぜなら、北極星に近い場所に見えるので、一年を通してあまり動かないから。

暗いところにはっきりと3つの星があるので、意識しなくても三角形が見えてきます。
空気が澄んでいて空が暗いと、この3つの星の近くにモヤがかかったようにも感じられる細かい星の集まりが帯状に見えてきます。これが天の川です。

天の川は、私たちのいる銀河系を横から見たものです。銀河系は斜め上から見下ろす渦巻き状の形が有名ですが、これを横から見ると帯状に見えるのです。百円玉を横から見たようなイメージですね。

星を繋げて星座を見つけてみましょう。
「夏の大三角形」の一つの星は大きな十字架の形作っています。これは「白鳥座」です。とても見つけやすい星座のひとつです。この中の最も目立つ星が「デネブ」、「夏の大三角形」の一つです。

「白鳥座」の上の方には小さな平行四辺形が見えます。これは「こと座」です。この中の一つが「夏の大三角形」の星である「ベガ」です。「ベガ」が七夕の織姫です。

「夏の大三角形」最後の星は弓状の星の並びの中央に見える「アルタイル」です。「アルタイル」が七夕の「彦星」です。

星座が見えるくらい空が広く、街灯もない静かな場所で、ゆっくりと時間をかけて星座を探す、とてもリラックスできます。知的好奇心も満たされます。星々の美しさに感動も覚えます。

星空を描いた着物を見つけた時、星座を探して見つけた時のような感覚になりました。













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