身丈と着丈の違い

身丈とは、「仕立てられた衣服の丈」のことを言います。着丈とは、「着付ける丈」の事を言います。男物の長着や女物の長襦袢など、おはしょりや腰揚げをしないものは、着丈と身丈はほぼ同じとなります。

着尺(きじゃく)

着尺とは、着物を仕立てるための一枚分の布地のことを差します。普通、幅約三十七センチ、長さ約十三メートルを「一反(いったん)」として織あげ、大人用長着一枚分に相当します。
反物には、小紋や友禅のような染物と、紬や御召のような織物とがあり、それぞれ「染着尺」「織着尺」と言います。また、羽織やコート用の短尺物を「羽尺(はじゃく)」と言います。

鹿の子絞り(かのこしぼり)

鹿の子絞りとは、絞り染めの技法です。くくり絞りの一種で絞り染めの最高級品に位置付けられています。染め上げた後でくくり糸を解くと、仔鹿の背の斑点のような模様が現れるので、この名がつきました。
また、疋田(ひった)絞り、一目絞りなどを総称する意もあります。京都近郊で生産されていたので、京鹿の子と呼ばれることもあります。絞り目を一つ一つ丹念に指先でつまんで絞るために「目結(めゆい)」とも言います。全体を絞りで埋めたものを「総絞り」または「総鹿の子」とよび、最高の贅沢なものとされています。

肩揚げ(かたあげ)

肩揚げとは、和裁用語で略して「揚げ」とも言います。肩山を中心に前身頃から後ろ身頃にかけて縫いつまむ揚げのことを言い、裄(ゆき/手の長さ)を調節するものです。
子供は成長が早いので、全体に大きく仕立てておき、成長に合わせて揚げで調整するという合理的な方法です。
関連して、腰揚げという調整方法もあり、こちらは身丈の長さを調整します。

おはしょり(お端折り)

お端折りとは、着物の部分名称です。
着丈より長く仕立てられた女物長着を着る時に、長くなる部分を胴のあたり(腰のあたり)でたくし上げ、紐で締めて着用します。このたくし上げた部分の事を「お端折り」と呼びます。
江戸時代の後期の頃は、きものの身丈は長いまま着用し、屋内では裾を引いてましたが、明治時代に入り裾を引くことをやめ、腰紐でたくし上げて着るようになり、現在のお端折り姿となりました。

角帯(かくおび)

角帯とは男帯の一種です。女帯は機能的なものの他に、装飾性を重視するため多種多様な帯がありますが、男帯は実用面のみで、付属品は一切もちいません。角帯は一般的に「貝の口」に結び、礼正装に用います。

お太鼓(おたいこ)

お太鼓とは女帯の結び方の一種です。丸帯や袋帯では二重太鼓、名古屋帯では一重太鼓に結ばれ、現代では最も広く用いられている普通の帯結びです。結び上げたときに背中に出る部分をお太鼓と呼びます。