留袖の柄選び、難しく感じる方も多いのではないでしょうか。
洋服選びと同じで着用する方の好みが重要ではありますが、「普段着る機会も、見る機会も少ないため、選ぶ基準が分からない」というお声をいただくことがあります。
留袖を選ぶ基準とは何でしょうか？
留袖の柄には必ずポイントになる柄があります。
この「ポイント柄」が膝のあたりにあると着用する方が美しく見えます。
「ポイント柄の位置」は柄選びの重要な基準です。
また、ご高齢の方が着用する場合は膝より少し下にあった方が落ち着いた美しさに、お若い方が着用する場合は膝より少し上にあった方が華やかで若々しく見えます。
着用する方の年齢も留袖の柄選びの基準のひとつかもしれませんね。
ポイントとなる柄には刺しゅうや箔加工が施されていて、ぱっと見て目立つようになっています。実際に見てみると刺しゅうの輝きや立体感で「ここがポイント」というのが分かりやすくなっています。
写真だと輝きや立体感が見えないので「ここがポイント」というのが分かりにくいかもしれませんね。
ネットショップを利用される方は柄のアップの写真を参考に、ポイントとなる柄を見つけてみてくださいね。
店舗へのご来店をお考えの方は、ぜひ試着した際の第一印象を大切になさってください。鏡を見た時に「素敵」と感じた着物は、何日も期間を置いてから見ても「素敵」と感じる事が多いですよ。