鹿の子絞り(かのこしぼり)

2019/03/17

きもの用語集

鹿の子絞りとは、絞り染めの技法です。くくり絞りの一種で絞り染めの最高級品に位置付けられています。染め上げた後でくくり糸を解くと、仔鹿の背の斑点のような模様が現れるので、この名がつきました。
また、疋田(ひった)絞り、一目絞りなどを総称する意もあります。京都近郊で生産されていたので、京鹿の子と呼ばれることもあります。絞り目を一つ一つ丹念に指先でつまんで絞るために「目結(めゆい)」とも言います。全体を絞りで埋めたものを「総絞り」または「総鹿の子」とよび、最高の贅沢なものとされています。


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