末広(すえひろ)

2021/02/01

きもの用語集

 冠婚葬祭やお祝い事の席で着物を着用する時に身につける扇子の事です。儀礼的な道具であるため、開いたり、風を起こすようにあおいだりする事はありません。着物を着用して、自分の左側の帯と帯揚げの間に挟みます。通常は帯に挿したままですが、お辞儀をする際などには手に持ち、相手と自分との空間を分ける「結界(けっかい)」の役割をします。

末広(すえひろ)の名前の由来は扇子の形から来ています。扇子を開いた際の形状が末広がりの八の字の形をしているためです。末広(すえひろ)とは「末代まで広がる」の意味で、繁栄などを表して縁起の良い形とされています。






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