中でも一番多いのはウサギ。
「長い耳と丸いシッポがかわいい動物として人気だから」だけが理由ではありません。
ウサギは前に跳ねるから前進の意味を持つ、良いイメージの柄なんです。
前進、出発、門出、というわけで、新しい出発の日の卒業式の衣裳にもウサギは隠れています。
前進、出発、門出。カワイイとは全く違ったイメージですよね。
実はウサギは戦国武将に好まれたデザインなんです。
「敵にひるまず、前に進め！！」
「下がったら負けだ！前進あるのみ！」
という決意をデザインに込めているのでしょうね。私の勝手な想像ですけれど。。
ウサギの形の兜（かぶと）というのもあったそうです。
ウサギの家紋もあります。
現代人からすると、「カワイイ」のですが、当時としては「カッコイイ」だったのかもしれません。
そういった由来はありますが、現代ではウサギは「カワイイ」生き物。
女の子の着物に多く使われるデザインになりました。
着物の中のウサギ、ぜひ探してみてくださいね。
