七五三の髪飾り

2021/11/01

きものコラム

 七五三の七歳のお祝いには、結婚式の花嫁のような和風な髪型が伝統的です。

三歳では髪の分量が少ないため難しい髪型ですが、七歳には毛量も頭の大きさもしっかりしてきますから「やってみたい」と思われる親御様も多いのではないでしょうか。

七歳の和風な髪型に使われる髪飾りはいくつかのパーツに分かれています。

頭の後ろには太い紐状の布でできた「かのこ」をふんわりと付けています。

本来は「てがら」と言いますが、かのこ絞りの生地を使うものが一般的なためか、現在では「かのこ」と呼ぶ事が多いようです。




頭の中央には大きな髪飾りを付けます。前差しや櫛を用います。
両サイドには中央よりも少し小さな髪飾りを付けます。かんざしなどを用います。

藤の花をかたどったつまみ細工の飾りがお顔の近くで揺れるのは、和の雰囲気たっぷりですね。

銀色の短冊(たんざく)状の飾りがシャララと揺れるのも華やかです。


銀色の短冊(たんざく)状の飾りはビラカンと言います。「ビラビラかんざし」の略なのだそうです。

キラキラ光って揺れ動く様子が可愛らしさを演出してくれます。

前髪の近くには小さな「かのこ」を付けます。
この小さな「かのこ」は「ちんころ」と言います。

ここまで付ければ、正統派の七五三スタイルの髪型になります。
前、横、後ろ、どこから見ても華やかで写真に映えますよ。



















───ワンポイントアドバイス───
着物を着る時には着付けをする前にメイクやヘアセットをします。前開きのお洋服を着ておくとスムーズに着付けに入ることが出来ます。

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