衿芯(えりしん)

2021/12/12

きもの用語集

 衿芯(えりしん)は長襦袢の衿の中に差し込んで、衿の形を整える着付け小物です。









着物は衣紋(えもん)を抜いて着用すると美しい形になるように作られています。












この形を形成するために、かつては長襦袢の衿の部分に固い芯地を縫い付けていました。ワイシャツの衿に芯が入っていて、ビシッと固い質感になっているのと同じです。和洋問わず、衣服の衿はピシッとしていた方が美しく見えるのですね。











しかし、お手入れをする際にはワイシャツと異なり、長襦袢から芯地を外さなければならないので手間がかかります。簡単にお手入れが出来るように芯を後付けにするようになりました。これが衿芯(えりしん)です。

着付けの際には長襦袢に差し込んで使いますが、着用後は長襦袢から抜いて保管します。
着物をレンタルした際は衿芯(えりしん)を抜いてご返却ください。



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