着物の柄えらびに迷ったら

2022/10/26

きものコラム

着物の柄には花が描かれることが多いですね。
花は季節をあらわします。

季節にあった柄の着物を選びたいとき、どんな花の柄にしたら良いのか迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
留袖や訪問着を着用するかしこまったシーンでは、特に気になりますよね。

着物が普段着だった時代には、梅の季節には梅の柄、アヤメの季節にはアヤメの柄と、季節に合わせていろいろな柄の着物を持つ方も多かったことでしょう。
現代では「1着の着物でシーズンレスに着用できるように」と考えられた柄の着物が増えています。













「梅だけ」「アヤメだけ」ではなく、「梅もアヤメ」も、四季折々の花々を一着の着物の中に描き出すことによって、どんな季節に着用しても違和感がないようになっているのです。

留袖や訪問着は絵羽柄(えばがら)といって、着物全体が一枚の絵になるように柄が描かれています。















異なる季節、異なるシーンをひとつの画面に描き出す手法は日本の伝統美術の絵巻物(えまきもの)に通じるように感じます。
日本の伝統を取り入れたデザインとも言えますね。

着物えらびで季節感に迷ったら、絵巻物(えまきもの)のようにいろいろな季節の花が描かれた着物を選んでみてくださいね。




黒留袖レンタル オールシーズン用 No.0154



晴れ着の丸昌 北千住グループ ホームページへ戻る

晴れ着の丸昌 ネットショップへ戻る