洋服と違う着物のサイズ選びとは

2023/02/20

きものコラム

「 自分に合う着物のサイズが分からない」「洋服はMなんですけど、着物はどのサイズに当たるのですか」といったお声をいただくことがあります。
着物のサイズは洋服と違ってイメージがつきませんよね。

晴れ着の丸昌インターネットショップでは、振り袖や留袖、訪問着などの着物のサイズは身長とヒップサイズで表記しています。

これは、男性用のワイシャツのサイズ選びに似ているように感じます。
ワイシャツは首回りと裄の長さで選びます。
ワイシャツにも洋服のようなS、M、Lというサイズ展開もありますが、首回り40cm、裄82cm、といった選び方が一般的です。

「首回りが40cmだからLを買ったら、首回りは合うけど裄が長すぎた」といったこともありますよね。
そのため首回り40cmでも裄が82cmと84cmから選べる、という細かいサイズ展開をしているのだと思います。








丸昌の着物も同じように、腰回りと裄の長さとで選べるようになっています。
裄の長さはざっくり言うと、肩幅と腕の長さを合わせた長さです。
裄はある程度、身長と連動したサイズになっています。

「このくらいの身長のひとは腕の長さがこれくらいの場合が多いかな」ということで、身長165cmなら裄は70cm、身長160cmなら裄は68cm、身長155cmなら裄は66cm、身長150cmなら裄は64cmを基準のサイズにしています。

そして、その身長の方が着られるような身丈(着物の長さ)にしています。
裄と身長が連動しているので、身長の合う着物を選ぶことが裄の長さのちょうど良いものを選ぶことになります。

腰回りは緩すぎず、きつすぎず、ヒップが包まれる事が着物には重要です。
ワイシャツの首回りと同じですね。
ワイシャツの首回りは、緩すぎるとだらしなく見えますし、きつすぎると苦しくなります。

着物の腰回りは、サイズが合わないと着ていて苦しいといったことはありませんが、きつすぎると柄が途切れて見えたり、はだけてしまって着崩れの原因になります。緩すぎると、柄が隠れてしまったり、少しブカブカしてしまいます。

ワイシャツはボタンを留めて着ますが、着物は巻きつけて着るものなので、腰回りは少し融通がききます。そのため、ヒップ92~100cmというように身長よりも数字の幅をもたせて表記しています。

身長とヒップサイズの両方が合うサイズを選ぶことで、体型にあった着物を選ぶことができます。

ただし、これは標準的な体型の場合となりますので、標準より腕が長い場合や、腕が短い場合は当てはまらない場合がありますのでご容赦ください。ご心配でしたら、ネットショップではなく、実際に試着してサイズを確かめる事のできる店舗でのご利用もおすすめです。




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