和装の日のヘアスタイル

2024/03/11

きものコラム

ヘアスタイルは好みが繊細に表れます。
SNSなどにも様々な写真が載せられていますので、SNSを参考にして自分らしいイメージを作りやすいと思います。

今回は、私が和装の日のヘアスタイルで気をつけていることをお話ししてみたいと思います。








最も気を付けている点は、「風に負けないヘアスタイル」であることです。
洋服だと、髪が乱れた時に手櫛ですっと整える事ができますが、和装だと袖が長いため手櫛で整える動作がとても目立ちます。
ゴムやピンを使ってしっかりまとめたヘアスタイルにするか、さらさらストレートのボブヘアなど風で乱れてもすぐ元に戻るヘアスタイルを心がけています。







次に気を付けている点は、「衿にかからないヘアスタイル」です。
着物の衿はワイシャツやスーツの衿くらいの立ち上がりがあります。Tシャツなどを着ていると肩につかない長さでも、着物を着用すると肩にかかってしまいます。肩や衿に髪がついていると清潔感が損なわれやすいので、思い切って短くセットするようにしています。







更に気を付けている点は「フェイスラインを出したヘアスタイル」です。
着物は体全体を隠してしまうため、フェイスラインをいい具合に出す事で清潔感とメリハリのあるヘアスタイルになります。耳を出すか、頬だけを出すかは、顔立ちや体格、年齢によっても変わってくると思います。







最後に気を付けているのは「ラーメンを食べやすいヘアスタイル」です。
ラーメン店では、洋服が汚れないようにエプロン、髪が乱れないようにヘアゴムを用意してくれている店があります。ラーメンを食べようとした時にヘアゴムが必要に感じるヘアスタイルは着物にはあまり向かないように思えます。







なぜなら、ラーメンを食べる姿勢は前傾姿勢、おじぎの姿勢です。
着物を着用するシーンでは、おじぎをする事が多いのです。
おじぎをする度に髪がバサーと動いて手で押さえたくなるヘアスタイルだと、髪が気になって仕方がありません。
着物を着ていると、衿元やおはしょりなど、着崩れしていないか常に気配りをしていますので、着物以外に気になる部分はなくしたいと思っています。


なかなか制約が多いですが、これらをクリアすると、着物での立ち居振る舞いに合うヘアスタイルになります。





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