共八掛(ともはっかけ)

2025/08/25

きもの用語集

 


八掛(はっかけ)は袷(あわせ)の着物の裏につける裏地です。袖口や裾裏などの傷みやすい部分に布を重ねてつけることで着物の傷みを軽減するためのもので、合計8枚の布を使います。生地に上掛けして用いる8枚の布、ということから八掛(はっかけ)と呼びます。

八掛(はっかけ)は着用した時に見える部分となるため、表地との色の兼ね合いを考えて布を選びます。無地の布やぼかし染めの布が多く用いられますが、柄の入った生地を用いる事もあります。これを柄八掛(がらはっかけ)といいます。







着物の表地と同じ生地に同じ染めを施したものを共八掛(ともはっかけ)と言います。表地と対になっているため、他の着物に使いまわしたりすることをしません。その着物のために作られている、とても贅沢なことですね。高品質な着物に使われている場合が多い印象があります。










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