留袖の柄は季節感の感じられないものが多いですね。
御所車、束ね熨斗といったおめでたい柄にも季節感はありません。
御所車、束ね熨斗といったおめでたい柄にも季節感はありません。
もともと、嫁入り道具のひとつとして留袖を仕立てておくという時代があったので、1着の留袖を着まわそうと考えると、季節感のないものの方が使いやすかったからでしょう。
いつの時期の結婚式であっても着られるように、季節感のない吉祥柄にする、ひとつの季節ではなく四季折々の花々を一緒に描く、という留袖が多いように感じられます。
しかし、着物は季節感を大切にする装い、留袖にも季節感を感じさせる装いをしてみたいですね。
たとえば、色で季節感を演出するというのはいかがでしょうか。
半袖を着るような季節にはブルーや白といった爽やかな色の柄の留袖を。
秋が深まってきたら、赤や茶色の多い留袖はいかがでしょうか。
色使いで印象は変わります。
留袖を選ぶ際は、結婚式の季節を取り入れて考えるのも良いのではないでしょうか。