洋服の世界だと、「色をたくさん使いすぎると、まとまりがつかない」「3色までで組み合わせうのがオシャレ上級者」などと言った言葉があり、色数を少なくする傾向にあります。
しかし着物の世界では、着物自体がとてもカラフル、柄もたくさんあります。着物に合わせる帯もカラフルで柄いっぱい。
何をどう合わせたらいいのか、わからなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし着物の世界では、着物自体がとてもカラフル、柄もたくさんあります。着物に合わせる帯もカラフルで柄いっぱい。
何をどう合わせたらいいのか、わからなくなってしまう方も多いのではないでしょうか。
着物は風景画みたいなものだと思います。
空のブルーには濃淡があって、雲があり、遠くの木々は緑とはいえ黄緑色から深緑まで色味はさまざま。手前にある建物もビルに日本家屋にと色も形状もさまざま。しかし、全体で見るとバランスがとれている。
着物と帯も組み合わせも「全体で見るとバランスがとれている」状態を目指せばいいのではかいかなと思います。
バランスを取るためには、「色味を合わせる」というやり方があります。
着物の中に使われている色を帯にも取り入れるのが成功の鍵です。着物の柄にピンクが使われているとしたら、ピンクの色味がオレンジがかっているのか、紫がかっているのかを見極めて、帯にも同じ色味のピンクの柄が入っているものを選ぶとバランスが取れます。
雰囲気を合わせてバランスを取る、というやり方もあります。古典柄の着物に古典柄の帯を合わせれば雰囲気が合うのでバランスが取れますね。
モダン柄の着物に古典柄の帯を合わせる時は、色味を合わせる事でバランスを取ったります。
雰囲気も色味も異なる場合は重ね衿や帯締めなど小物の色でバランスを取ったりします。
着物と同系色にする、着物と反対色にする、バランスのとり方は人それぞれです。
コーディネートに正解はありませんが、正解がないからこそ個性が表れてきます。
個性をいかしたコーディネートを楽しむことが、コーディネートの秘訣かもしれません。
