総絞り(そうしぼり)

2021/05/24

きもの用語集

 総絞り(そうしぼり)とは、絞り染めを生地全体に施したものを指します。













絞り染めは生地をつまんでくくり、染色した際にくくった部分が染色されずに生地の色が残る、という技法です。
藍染(あいぞめ)のスカーフやタイダイのTシャツともともとの技法としては同じ部類です。この技法の歴史は古く、紀元前には大陸で行われており、日本には奈良・飛鳥時代にもたらされたようです。
日本に伝来した絞り染めの技法は歴史の中で洗練されていき、図柄を細やかな表現で表すことが出来るようになっていきます。
生地を小さくつまみ、つまみ方も均一にすることによって、生地全体に美しい模様を描き出したものが総絞り(そうしぼり)です。遠くからは無地のように見える部分も、近くで見ると細やかな凹凸の存在感があり圧倒的な高級感を感じさせます。
総絞り(そうしぼり)の訪問着や振り袖は少ない色数の中にも陰影のある美しさが際立ち、友禅染め(ゆうぜんぞめ)とは違った魅力があります。













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