鶴は千年、亀は?

2021/09/26

きものコラム

鶴は千年、亀は万年を生きる、と長生きの象徴とされてきた鶴と亀。

着物の柄になると亀は簑亀(みのがめ)と呼ばれ、シッポが長~く描かれます。
長生きな亀の甲羅には藻(も)が生えてきて、フサフサのシッポに見えるようになるそうです。簑(みの)を着たように見えることから簑亀(みのがめ)と言うらしいです。













蓑(みの)は藁(わら)で作られている昔のレインコートです。
このフサフサとした感じ、藻(も)のような、シッポのような雰囲気がありますよね。










この蓑(みの)は、宝尽くし(たからづくし)という文様にも登場します。
イラストの右下に描かれています。










「宝」と言われる理由は・・・
きっと、「覆い隠す」「隠れる」から「悪い事に出会わない」といった解釈ではないでしょうか。

蓑亀(みのがめ)は、蓑(みの)と亀(かめ)、ポジティブなイメージが重なっていておめでたい柄にふさわしいですね。
ちなみに長生きすればするほど、藻(も)が伸びてくるから、長寿の象徴の蓑亀(みのがめ)はシッポを長く描くようです。

こちらの留袖は、体よりも長いシッポが美しいデザインとして描かれた亀の柄です。末長くお幸せにというメッセージが込められているようですね。
 シンプルで柄位置が低く、抑えた色使い、新郎新婦のおばあ様にいかがでしょうか。
ひとひねりした個性のある装いになりますよ。

ぜひご利用くださいね。 









                              


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