蛇籠(じゃかご)とは、竹や鉄線などを編んで石を詰め、川の護岸や堰(せき)にするもののことです。
「蛇籠(じゃかご)」をネット検索してみたら、着物の柄ではなく土木工事関係のサイトが多数出てきて驚きました。
画像を見て納得、川や山の斜面によく見かけますね。
目にしたことはありますが、蛇籠(じゃかご)という名前だとは知りませんでした。
現代では無骨な印象の蛇籠(じゃかご)。
古くは竹を編んで作られた籠に石を入れていたため、野趣にあふれる風情があったのでしょう。着物の柄にも取り入れられるようになりました。
着物の柄としては竹を編んだ籠をクローズアップして描きます。
川の護岸に使われたことから、蛇籠(じゃかご)は水の流れを連想させます。
「水の流れ」や「透け感」が涼しげな印象を感じさせる柄です。
網目の向こう側が透けているように見えます。
水鳥と一緒に描かれると、着物の中に川の流れが見えてくるようです。
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