着物の色「朱赤」

2023/06/18

きものコラム

 着物の色の呼び方は一般的な名称と異なる呼び方があります。

日常生活では使わない呼び名ですが、着物の色を表現する時にはぴったりに感じます。

そんな着物の色の呼び方に「朱赤(しゅあか)」があります。

朱色と赤の混じった色という意味で「朱赤(しゅあか)」というのでしょう。

朱色は漆器や日本建築に使われている色ですね。印鑑を押すときの朱肉の色も朱色です。日本の暮らしには昔から朱色が多く使われてきました。オレンジ色と赤が混じったような朱色は日本を代表する色のように感じます。

着物には、この朱色よりも赤に近い色が好んで使われます。

朱色の着物を身に着けると、朱色がとても明るく鮮やかに見えます。

赤の着物は朱色に比べて少し落ち着きがあり、赤の中に描かれた絵柄が映えます。

鮮やかさと落ち着き、良いところをミックスした色、朱赤(しゅあか)は華やかで美しく晴れ着にふさわしい色のひとつです。




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