本来の熨斗目(のしめ)は絹織物の織り方の種類の名称です。武士が裃(かみしも)の下に着る着物などに用いられました。腰のあたりに縞や格子の柄を織り出した着物です。
テレビの時代劇で大岡越前が裃(かみしも)の下にこういう格子柄の着物を着ていたのを思い出します。
現代では熨斗目(のしめ)風の柄を後染めで表現したものを熨斗目(のしめ)と呼んでいます。
現代では七五三の5歳の羽織の柄に多く見られます。
武士の着物の柄という事で、京風というよりは江戸風に見えます。シンプルでシックな印象を感じさせます。
日本の伝統文化である着物!その種類や用途、用語を分り易く説明いたします。
晴れ着の丸昌 きものコラム&用語集